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Siemens MR

Siemens MRIについては、聞くのがすごい大変でした。まず説明員が今回は2人しかいないので、ものすごく待たなくてはなりません。結局3回尋ねてようやく全体的にお伺いできたのですが、ご担当の方の弁では、直前にリリースされたために会社の方針がまだよくわからない、ということなのでした。あまりにたくさん「分からない」を連発されてしまい、さすがに弱り果てたのですが・・・とりあえずそのままお伝えしますよ~。


今回は、1.5TにはAera、3.0TにはSkyraというコンセプトモデルを展示していました。あくまでもコンセプトであって、いつ発売になるのかは不明だし、来年のRSNA時にも発売されていないかもしれない、とのこと。

SC(2009-12-04 17.00.01)


こんなふうに、3つの意匠が用意されるようです。

SC(2009-12-04 17.03.08)


AeraとSkyraには、Tim 4G(第4世代Tim)をオプションで装着可能になる計画らしいです。

SC(2009-12-04 17.00.28)


ではTim 4Gとは何ぞや。これもわかりません攻撃だったのですが (^^;;;) いちおう展示されているスライドを示しますと、まずは多チャンネル化なのですね。どういう風になるかは不明ですがこのようにコイルも小さくし、チャンネルも多くしてより高画質を得る計画らしい。

SC(2009-12-04 17.03.24)
SC(2009-12-04 17.01.12)


そのほかに、dockable table (GEのように着脱可能なテーブル)や

SC(2009-12-04 17.03.14)


DirectRFと一時的に呼ばれていて名前はまだ決まっていないシステム(RFの送受信系をコンピュータ室でなくスキャナー内に設置してクオリティをあげる)や、

SC(2009-12-04 17.01.24)


DirectConnectとかSlideConnect(これも名前が決まっていないという説明でしたが、TMになっているのでこのまま使用されるのではないかと思います)という名前の、コイルをテーブルに簡単に装着できるシステム、

SC(2009-12-04 17.01.30)

動画

[高画質で再生]

SlidingConnect DirectConnect Siemens RSNA2009 [無料ホームページ]


などを内包する概念のようです。これはSliceConnectはGEが先行して採用していますが、あれは使いやすそうです。またDirectConnectも、触ってみましたが面白いデザインでしたよ。カチッという感じがあまりしませんでしたが、とりあえずプラスチックのガイドに差し込めば、それで接続されているようです。


もうひとつの取り組みは、Dotと呼ばれるものです。Day optimizing throughput engineという名前のようです。内容を見ましたが、操作を簡単にすることと、それによって無駄な時間をなくしてたくさん撮影できるようにするというものでした。

SC(2009-12-04 17.02.37)


写真だけだとわかりにくいと思いますが、たとえば息止めできる長さは患者さんによって違うので、息止め可能時間を入力すると、それに適切なようなパラメータ(たとえば一回撮像スライス枚数を減らすとか、マトリックスを減らすとかだと思います)に変更してくれるということのようです。

SC(2009-12-04 17.02.42)


そうしますと、セットアップにかかっている無駄な時間を減らせます。このスライドの縦軸の意味がちょっとわかりませんでしたが、恐らく1例で15%ぐらい時間を節約できるので、6例行うと、もう一例位を施行できるほど時間を余せるということだと思いました。

SC(2009-12-04 17.03.55)


GEのハイクオリティ臨床機として、Optima360が今回発表されているのですが、その中にもかんたんモードがでてきます。操作を簡単にすることは、いままでの歴史から考えたら寂しいような気もします。息止め時間を短くするときに、どうやって短くするのかの方法はいくつかあるわけですけれど、そういったことをすべて機械任せになってしまっていいのだろうかという思いです。ただここで提案されているように、息止め時間を短くしなければならなくなったとき、エキスパートならかなり短い時間で対応できますが、初心者や土日のスキャンだと、その設定自体にかなり長くかかってしまって、状態の悪い患者さんだと検査が途中で終わりに鳴ってしまう懸念もあります。そういったことを機械側で防いでくれるという意味では役立ちそうですね。
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Siemens CT

Siemensは、去年出したDefinition Flashが非常に好調のようです。
CTのセッションは、dual energyの発表が非常に多く、scientificな
impactは大変大きなものがありました。

SC(2009-12-03 21.39.23)

Flashのことはすでに皆さんご存知と思いますが、昨年ご紹介していないのでこのブログでちょっとだけ触れますと、B管球側のdetectorを広くして、dual energyのときのFOVを33cm (旧26cm)にしましたね。これで多くの場合FOVには問題がなくなったわけです。また心臓撮影時のtemporal resolutionが75ms(旧82ms)に向上しました。さらに、Flash spiral cardioによる被曝低減などを実現しました。

そしてもうひとつとても重要なことが、↓のように、dual energyで撮影する際に、140kV側のexposureにおいて、低エネルギーの成分を除去するフィルターをつけたことです。これによって、dual energyで撮影する際のspectral overlapがほとんど増えなくなり、doseを増やさないことに成功しました。つまりall time dual energyで撮影する事を可能にした、というブレイクスルーがありました。

SC(2009-12-03 21.41.53)

それでこのようにたくさんの臨床応用ができたわけです。この臨床応用の豊富さが、scientific sessionの一部で、発表のほとんどがdual energyになったようなimpactをもたらしました。

SC(2009-12-03 21.42.28)

↓これはcystic fibrosisの例です。coronal reformatしたCTの画像では、上葉に認められる拡張した気管支内に充満するmucoid impactionが認められますが、これは血管との区別がしにくい(しにくいというと語弊があるが、視覚的に一瞬ですべてを弁別しにくい)ですね。しかしdual energyではdecompositionをすることによって、造影された部分のみを取り出すことができるので、左下のように、iodine mapとして、造影されている領域を示す事ができます。また右のVRのように、造影されていないmucoid impactionを赤で、造影されている血管系を白で色分け表示ができる、ということになります。そしてこれが1mSv以下で撮影できているのがすごいですね。

SC(2009-12-03 21.43.32)

↓造影CTだけ撮影されたときに、このlow densityの部分に出血があるのかどうかは判別がしにくいですが、virtual non contrast CTを作れば、その画像上でもlow densityである(周囲とisodensityである)ことから、出血がないことがわかるわけです。

SC(2009-12-03 21.43.48)

ここまでは、昨年発表されたあとの臨床成果ですが、今年はそれに加えて以下の2つのことが提案されています。ひとつは、Optimum constrast(最適化コントラスト)で、もうひとつは、Monoenergic images(単一エネルギーイメージ)です。

左の画像において、Standard Mixedは、従来の通りの混合表示ですが、その割合をいじる事により、liver cystと周囲の肝実質のコントラストを最適化できます。また右の画像において、さまざまな単一エネルギーX線(的)画像が表示されていますね。これはbeam hardeningを防止することに役立ちますが、その具体例は閲覧されていませんでした。GEのブースにかなり豊富にあったので、そちらも見ると良いと思います。

SC(2009-12-03 21.42.51)

そしてことしの目玉のもうひとつは、IRISと呼ばれる、被曝量低減アプリです。これにより最大60%の低減をすると書かれています。今回は、逐次近似再構成法(Iteratetive Reconsctuction、Iterativeは、コンピュータに何度も計算させるという意味)が大流行りですが、このシーメンスのものもこれに該当する物です。これが今後実装されてくるようです。Definitionだけでなく廉価版の物にも将来は搭載されるというようなお話でした。Siemensのものは、イメージ上でこれを行うということでした。

SC(2009-12-03 21.45.38)

これはそれによる効果を示した物です。石灰化がより明瞭に描出されています。またsub-mSvスキャンという言葉を用いて、低被曝での撮影ができることを示していました。

SC(2009-12-03 21.46.12)

最後が他者とのdual energy方式の得失を示したものです。Siemens方式のアドバンテージのうち多きなものは、140kVと80kV(フォトン数で4倍ほど異なる)の各々を同じようなSNで得る為に、異なるmAs値を使う事ができる、ということですね。またview数を大きくとりやすい特長もあります。そのほかは読んでみてください。

SC(2009-12-03 22.21.56)

CTのはなしは久~しぶりに聞いたので、さいしょはリハビリが必要だったのですが、神戸大学に移られた高橋哲先生(前立腺のMRIやUPSIOのことでも有名です)にそばについて教えていただきました。左隅は、高橋先生が前に在籍されていた住友病院の渡辺さん、右側にSiemensの早川さんと伊藤さんです。えーっと、もうひとり一番偉いのはだれでしたっけ?升本さん? 間違っていたらゴメンナサイ!

SC(2009-12-03 21.44.41)




SiemensのCTは以上です。


プロフィール

mri7t

Author:mri7t
 
「MRIのホームページ」
  のブログ版です
いま元ホームページが使えない
ので、ここにアップします!

http://www.teleradiology.jp/MRI

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