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Hitach MR

日立のMRIは、昨年リリースしたEcheronを利用した臨床画像などがニュースでしょうか。

これは岩手医大の佐々木先生が中心になっているお仕事。Plaque imagingは、血液の信号を抑制する必要がありますけれど、このためにblack blood法を使用しているのが普通です。つまり心電図同期が必要なのですね。
心電図同期をするということは、心拍が60の人だと、1000msごとに撮影することになります。T2WIなら、2R-Rとか3R-Rにして長いTRで撮る訳ですけれど、T1WIだと最短の1R-Rでも1000msになってしまいますから、普通500ms程度で撮影することを考えるとちょっと長すぎですね。つまり十分なT1コントラストが得られない(T1コントラストの不足)という問題があったわけです。だから本当は心電図同期をしないで撮影したかった。

そこでRADERが登場すします。RADERは、いわゆるPROPELLERと同じものなのですが、PROPELLERというのは、「PROPELLER FSE」などというように、普通、高速SE法と組み合わせますね。一回の90度パルスで複数のエコーをとりますから、k空間上ではそのエコー数に応じた列数のbladeとして撮影をするわけです。FSEのT1WIって、短いTEで撮影しなくてはならないときに異なるTEの画像が混じり合いますけど、T2WIで扱うような長いTEの領域(たとえばTE90msとTE100msの違い)よりも、T1WIで使用するような短いTEの領域(たとえばTE10msとTE20ms)では、うんとT2緩和の程度が違うから、これもコントラストが悪くなりますね(異なるT2コントラストの混入)。

ところがRADERは、FSEだけではなくて、SEにも対応しています。この場合、bladeではなくて、一本の線を撮影してくので、PROPELLERというよりは、radial scanになります。この方法も動きのアーチファクトにつよいのですが、それはとりもなおさず、「心電図同期をしなくてもフローのアーチファクトがでにくい」ということも意味します。それで、心電図同期をしなくてもわりと血管内腔が黒い画像が撮れます。つまり前者の問題が発生しない。なおかつSEなので、echoはpure single short TEであるから後者の問題も発生しない。

前置きがながくなりましたが、以上のようなわけで、RADER SEによって、良好なT1コントラストの画像が撮影できる、ということになります。ちなみに以下の画像は、RADER SE T1WIとnon-RADER (gated) scanを比較してないから、その効果がわかりにくいスライドですけど。まあ、そういうことなんですねハイ。

SC(2009-12-03 23.47.41)



あと、慈恵医大でやっている、ADCじゃなくて相対信号強度を利用したスタディの写真もでていました。このスライドは単なるDWIとT2WIのfusionにしか見えないと思いマスが、一応説明しますと、右側の画像は、小骨盤腔の平均信号強度よりも+2SD以上の信号部分だけを抜き出してFusionしている画像ですね。これはたとえばADC 1.0 (単位省略)よりも低いところを重ねるよりもずっとよく病変部分を表示することができるのであります。

SC(2009-12-03 23.47.54)

そのほか、non-contrast MRAや

SC(2009-12-03 23.48.17)

Body DWI、そしてUltrashort TE、

SC(2009-12-03 23.48.33)

CSIなどが展示されていました。これは評判がいいんだそうです。

SC(2009-12-03 23.48.50)

というわけで、割とがんばっていますよね。営業成績もだいぶよいそうなので、日本の企業としてぜひこれからも頑張ってください!






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